フォトアルバム

プロフィール

フォトアルバム

こう@電車おやじ

小説サイトSTORY http://e-maiko.blog.ocn.ne.jp/story/ 鉄道掲示板 http://6551.teacup.com/kouzou/bbs プロhttp://pr.cgiboy.com/02653710/フィール

« Photo Archive 想い遥かな餘部駅・余部鉄橋。 | メイン | 終焉へ向かう夜行列車への考察 »

2015年12月 9日 (水)

山陽3000系全編成健在の記録。

山陽電鉄に20年ぶりの新型車で18年ぶりの新車、6000系がまもなく登場、うわさでは既存車両の大幅な入れ替えが近くあるといわれている。

そこで、今現在、山陽電鉄の主力車両として活躍する3000系のすべての編成がそろう最後の時期であり、高度経済成長期を支えた、中小私鉄としては最多の両数を誇るこの系列の全編成の様子をここに記憶としてとどめておきたいと思う。

山陽3000系は昭和39年、神戸高速鉄道乗り入れのためにこれまでの2000系を抜本的に見直した車両として登場、すべてロングシート、3ドアの完全な通勤型車両だ。

当初登場したのは本邦最初だったアルミカー、2012Fの実績を元に、オールアルミで昭和39年に製造された3000Fと3002Fだ。

なお、本稿で掲載した写真の撮影は古くても昭和50年ごろまでのものであること、ご承知おきいただきたい。

3000

須磨での3000F、当初3連、後にサハを加えて4連化されている。

3000_2

後に3050形新アルミカーに合わせて、正面帯が太くなった。写真は地上仮線時代の西代付近。

3600

この編成のTc、クハ3600・・山陽電鉄3000系は神戸よりからMc・M’・T・Tcで組成されるのが基本、McもM'も3000形を名乗るがMcがクモハ3000で偶数、M’がモハ3000で7奇数、Tcがクハ3600形、Tがサハ3500形だ。なお、車番は形式名から始まる・・つまりゼロ番が第一号車となる。加古川橋梁にて。

3001

今現在の3001の車内。

登場から50年を超えるが美しく整備されている。当初は座席はグリーン、天井照明にはグローブが付いていた。

3600_2

工事中の舞子公園駅に停車する3600。

3002

こちらは3002F、地下化工事が始まる前の西代付近。

36013600

昭和52年ごろ、須磨で3600と3601が並んだ。

3004

神戸高速開業に際し、多くの車両が必要になるために、コスト面から普通鋼製車体となった3004F。当初、前面・側面の行き先・種別表記は散りつけられていなかったが、後の増備車に合わせて行き先表示が取り付け・・その際、改造車は機器が正面に飛び出した格好となった。これはほかの編成はすべて後に正面ドアの交換が行われたが、この編成だけは今現在も飛び出した行先表示器を持っている。ごく最近の撮影・・大蔵谷駅。あまりにも原形を保ちすぎていて、今後が心配になる。

3602

的形付近を走る3004F、Tc3602。

旧カラー時代だ。

3006

3006F、飾磨にて・・網干線ワンマン対応改造がなされた編成で、3200形以外の3000系列では唯一。飾磨にて。

3008

3008F、雪景色の阪急神戸線を快走・・かつては阪急六甲まで乗り入れていた。

3604

その編成の旧カラー時代、滝の茶屋で3604。

3010

3010F、阪急御影駅西方の折り返し線で待機する様子。この編成は後に3200系化され、今の車番は3210F。

阪急線では免許上は御影までの乗り入れ、客扱いは六甲までで、御影手前で折り返す。

32103012

こちら、今の、3210が3012と出会う様子。霞ヶ丘。

山陽電鉄では既存3000系のリニューアルを進めていて、今後もリニューアル済みの編成に付いてはある程度安泰であると言う話もある。

3012

3012F、旧色時代の須磨浦公園で。

3014

3014F、こちらも須磨浦公園、旧色時代。

30163001

3016F、ごく最近の霞ヶ丘で、3002Fと並んだ様子。

3608

3016FのTc、3608、高架前の電鉄明石にて。旧色時代。

3018

3018F、この編成はTcが2両つながる、変則的な編成だった。旧色時代、須磨浦公園。

360936194

加古川橋梁にて、3609の次位に3619がつながった様子。

4連化の増備の際、TではなくTCを製造、後にMC、M'を製造して、これに2000系改造のT、3550形を挿入した。その際にTc3619が1両だけ余った形になった。

3020

3020F、数年前の霞ヶ丘にて。

3022

藤江付近を行く3022、旧色時代。

この編成から中間M’車の屋根がパンタ部分のみ、やや低くなっていた。

36113501

この編成のTc、3611、次位に2000系改造のT、3551を連結して4連となっている。加古川橋梁にて。

3024

3024F、地上時代の西代にて。中間に3552を挿んでいた。

30241

ニューカラーのごく初期、僕が初めて見た3000系新塗装、一時的に3連化されていた3024F、飾磨にて。

3026

3026F、滝の茶屋にて。

3028

3028F、林崎付近。

3614

この編成のTc、3614、高砂線列車を追う様子、加古川橋梁にて。

3030

3030F、こちらも林崎で。

36153555

この編成のTc、3615・・次位に2000系改造、3555を連結している。加古川橋梁。

3032

3032F、須磨浦公園にて。

3556

この編成には中間に3556号が連結されていた。こちらは加古川橋梁で。

3034

3034F、須磨にて。後に3200系化され、今の車番は3206F。

3034_2

大塩付近を走る3034F、中間に3557号を連結している。

3557

その3557号の様子。

3036

3036F、非冷房3000系最後の増備。この頃には冷房化されている。藤江付近。

この編成も3200系化された。今の車番は3208F。

36183558

この編成のTc、3618、2000系改造の3558が連結されている様子が判る。須摩浦公園。

この昭和50年代当時、3000Fから3016Fまでは新製の3500から3508までのTが連結されて4連に、3018FにはTcの3609を中にいれて4連に、3020Fから3036Fには2000系2002F~2006Fまでの編成をバラして、3ドア、ロングシート、付随車化、といった改造を施した3550から3558までのTを中に入れて4連化されていた。

ここから3200形編成。

2000系の一部を電装解除して、編成をバラし、3000系のTに改造したことは先に述べたけれど、その際に余剰となった主電動機を使った車両が3200形で、外観は全く3000系後期型と同じだ。

3200

3200F、平松にて。

3202

3202F、最近の撮影。網干付近。

3621_2

この編成の旧色時代、先頭は3621。

3204

3204F、こちらも最近の撮影。高架の西飾磨にて。

3622

この編成の旧色時代、地上時代の西代付近。Tcは3622。

3050

ここより3050形。

いよいよ山陽電車でも通勤冷房車の製造と言う時代になった。

当初より冷房装置を搭載し、車内を見れば平天井、並行する国鉄とは一味もふた味も違う気持ちの良い冷房車の登場となった。

当初は4連で登場した。

昭和47年登場、3050F、これは最近の大蔵谷にて。

3630

この編成の旧色時代、別府にて・・Tc3630、線路脇の架線柱は大正時代の神姫電鉄開業時からのものだ。

3052

3052F、阪急三宮。最近の撮影。

3631

新色になってからだが、Tcは3631、一の谷。

3054

3054F、加古川橋梁にて旧色時代。

3056

3056F、この編成からエアサスにグレードアップした。藤江付近。乗り心地が非常に良いのが印象的だった。

 

36333604

この編成のTc、3633が3604と改装前の姫路駅で並ぶ。

3058

3058F、旧色時代、須磨にて。

3634_2

この編成のTc3634。

30603060F、数年のブランクを経て登場した新車、当初、運転台窓回りのゴムが黒色で驚いたものだ。加古川橋梁。

3060_2

同じく、須磨浦公園内で。

3062

3062F、加古川橋梁。

3064s

3064F、ごく最近の撮影、急行にあたる「S特急」で運用される様子。霞ヶ丘。

3637855

この編成のTc、3637がかつての特急ロマンスカー、855と姫路駅で並ぶ。

3066

3066F、林崎付近。

昭和56年、久々にアルミカーとして登場、ただし、先頭Tc車は鋼製車体、Tはほかの編成から持ってきたもの、3508だったろうか・・後にTも新造された。

3068

3068F、晴れて無塗装、赤ライン付きで新生山陽をアピールした。最近の撮影、舞子公園にて。

3070

3070F、この頃は毎年1編成、新車が見られた。須磨浦公園。

3072

3072F、最近の撮影、舞子公園のJR跨線橋を俯瞰。

3074

3074F、これも最近の撮影、大蔵谷にて。

この編成は5000系転換クロス化で余剰になった固定シートを使ってセミクロスシートに改造されている。

3076

3076F、この編成もクロスシートに改造されたが、3074・3078とあわせて、一時は3連でいつでも6連にして5000系運用の穴を埋められるようになっていた。なお、Tは3000Fから抜いた3500だ。

36426

この編成のTc、3642が6連特急の運用にはいっているところ。姫路駅。

3078

3078F、この編成も6連予備のための3連だったが、今は3002Fから3501を抜いて4連化されている。

最近の撮影、須磨寺にて。

3078_2

この編成の車内。なお、クロス改造車はいずれもMc、M'、Tcのみで、T車はロングシートのままだ。

これは特急予備車時代に3連で運用されていたことによる。

3100

3100F、将来の6連化を予想して増結用に使えるように作られた編成で、Tcは鋼製車グループで余剰になっていた3619を連結した。登場当時の東二見車庫で。

31004

3100Fは一時的に4連化されて特急運用にも使われた。

36194

Tcに抜擢された3619は鋼製車ながら、淡いグレーに赤帯、ドア部分はステンレス地肌と言うアルミカーのような塗装を纏い、異彩を放っている。

4連、霞ヶ丘にて。(現在はこの編成は3連だ)

3562

このほか、2700系→2300系で活躍した2編成が一時的に3550形置き換えのTとして3560形を名乗り、編成に挟まれたことがあった。写真は3562、霞ヶ丘。

今秋、山陽電鉄では誕生50年を越えた3000Fの赤帯を登場当時の細いものに変更してくれた。

それもテープなどを使わず、かつてのように赤いプラ板で精巧に作った帯を、磨きぬいた車両正面に取り付けてくれた。

3000_3

写真は新装成った西新町高架線をいく3000F。

ちょうど、僕が写真を撮り始めた頃のデザインで、非常にうれしい。

36008100

そして、鉄道退職後の僕が写真の修行をした阪急沿線の入り口・・阪急神戸三宮駅でのTc3600と阪急8000系のトップナンバー編成、8100との出会い。

これだけでも当時をしのんで涙も出てくる・・まさに青春の光景の再現でもある。

いよいよ、次の春が来ると3000系編成の中から、離脱する編成も出てくる。

山陽3000系は僕にとって身近で親しみやすい、私鉄電車の代表格のような存在、どうか、少しでも長く走ってくれよと祈りながらこの長い文章を終えたい。

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.blog.eonet.jp/t/trackback/351371/33673825

山陽3000系全編成健在の記録。を参照しているブログ:

コメント

子供のころ、山電といえば、青と黄色のツートンがピンときます。板宿から西代間の写真や、一時期、的形に住んでいたのでネオタウンから撮られたアングルの写真などどれも懐かしいものです。

せきおかさん>
ありがとうございます。

私にとっても山陽電車と言えば、会社の表現で、ネイビーブルーとセイジクリーム・・青と黄色の強いクリームですね。

山陽、阪急、阪神が乗り入れする神戸高速を親戚に行くときよく利用していましたが、山陽の車両がやってくると他社と違った印象を感じていました。

山陽だけが運転台が高く、また、運転席の後部は客室側に出っ張っており、なぜ阪急、阪神と同じ構造になっていないのかと思っていました。

貫通扉に方向幕が取り付けられており、この車体デザインは神戸電鉄と似ており、好みの分かれるところですね。
曲面ガラスを採用しており、もし国鉄の113系が前照灯を
貫通路上部に設けた構造なら、山陽と同じ印象になったでしょうか。

ついに、登場から51年、思えば長生き電車の代表格となった3000系。私の人生で一番長く乗った電車でもあります。

こんにちは。
山陽電鉄も、私はまだ一度も乗ったことのない鉄道なのですが、私鉄らしさに溢れた光景が見られそうで、いつか訪ねてみたいと思っています。
幼い頃に親に買ってもらった本に、きっと他の鉄道会社のものがなかったのでしょう、山陽電車のものがあり、子供ながらに、前面が国鉄〜JRの近郊型電車と似たデザインだと思っていた記憶があります。
関東では、東武の8000系が更新工事により原型を失い、既に廃車も進んでいます。長生きする(その鉄道会社にとっての)汎用的な車両が、また一つ、消えていくのかもしれませんね。
個人的には、出自もデザインも異なる改造車が挟まれて走る姿など、私鉄らしく、興味が尽きません。
今日も、楽しませて頂きました。全編成のお写真を纏めて拝見できるなど、圧巻されました。
今後とも、宜しくお願い致します。
風旅記: http://kazetabiki.blog41.fc2.com/?pc

TMさん>

国鉄153系の元になった名鉄5200がそのイメージに近いかもですね。
ただ、名鉄は凝って3灯ですが・・

山陽は阪急と比較して踏切事故に意を払ったのではないかと思うのです。

キッコーマン専用線さん>

ワタシも子供のころからずっと乗っていますし、今日も乗りましたので、一番良く乗っている電車であることに違いはないです。
いよいよ年明けから廃車が始まりそうです。

風旅記さん>

いつもありがとうございます。
山陽電車は本当の意味で私鉄っぽいところが魅力ですね。
地下線から街中、海岸から田園地帯、高架もあればトンネルもあり、長い橋梁もあり、速度もかなり出します。
ぜひ一度、じっくりと訪問してくださいね。

コメントを投稿