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2012年5月16日 (水)

阪急6300系三態

阪急6300系が通常の特急運用を追われ、いったん引退したのは2009年で、そのときの追悼文は過去ログをご覧戴きたい。

思い出の阪急6300系特急 阪急6300系

僕は、国鉄117、名鉄7000、京阪3000、南海11001とこの阪急6300に関しては、他の名車と一線を画する車両と認識している。
彼らの共通点は転換クロスの二扉で、名鉄・南海の一部運用を除けば特別料金不要で気軽に乗れる優等列車に使われたことだろう。

さて、いったん引退した阪急6300だが、まさかの復活劇を遂げ、今や阪急の大看板「京とれいん」として週末に走っているのはご存知の通りだ。
そこで、ここ最近撮影した写真から阪急6300系の三態を見ていただこうと思う。

6450 まずは今もオリジナルのまま残る6350Fによる快速特急だ。
これは、京とれいんのデビューまで、行楽シーズンの土休日に一往復だけ走ってくれたもので、この列車が走ることは僕を狂喜させた。
十三における臨時快速特急の入線風景。

6350 つづいて梅田における入線風景。
6連に短縮されたが、6300系快速特急復活運転の時のもの。

64516453 こちらは嵐山線専用電車に改造された6300系。
編成を4連とし、6351F、6352F、6353Fの3編成が改造された。
6351と6353が松尾ですれ違う。

63516357 6300系特急現役最末期のころ、桂では特急用の6300系と嵐山線専用の6300系が出会う姿が見られた。
写真は6357と6351が出会った様子。

6357 その6357の梅田行き特急、桂駅への入線風景。

6351 松尾における6351・・嵐山へ向かう。

6352 こちらは雨の中、嵐山へ向かう6352。

6300 その阪急6300系の三種類の車内を見ていただこう。
まずはオリジナル6350Fの車内全景。
伝統のゴールデンオリーブの転換クロスがずらりと並ぶ。

6300_2 車内妻面の様子。
窓のない妻面、ゆったりとした転換クロスは、まるで長距離列車を思わせる。

6300_3 座席の様子。
腰が高く、日よけが下降式のブラインドという阪急デザインでは、座面の低い転換クロスだと窓框に肘をかけることが出来ない。
窓側の肘掛が重要な意味を持つ。

6300_4 その座席、足元にはパイプで構成された簡単な足置きまである。

6300_5 車端部、出入り口の補助椅子。
セパレートタイプで引き出すと背もたれも前にせり出してくる良心的な設計だった。

6451 さて、こちらは嵐山線6351Fの車内の様子。
出入り口から窓二組分がロングシート化されたが、座席は9000系タイプの上質なもの。
ロングシートだがソファのような雰囲気を持つ。
さらに窓は全面的にブルーの熱線吸収ガラスに、日除けはロールカーテンに、転換クロスの座席は9300系タイプのものに改められて、面目を一新した。

6352_2 こちらは6352の車内。
室内のイメージとしては9000系、9300系に準じた上質なものになっている。
嵐山線といわず、土休日の特急運用にでも使って欲しいような内装だ。

6451_2 なお、6451にはブルーリボン賞のプレートもしっかり取り付けられている。

6354 今度は6354Fを改造して今や阪急の大看板の地位にあるとも言える「京とれいん」
梅田へ入線する様子。

Photo 6354F「京とれいん」の車内。
まずは転換クロスで構成された車両の車内全景。側化粧板が木目調ではないことに何より驚いた。そして、暖色系に改められた照明、張り替えられ、イメージを一新した座席。
ただし、側窓の窓枠や窓ガラスは改造されておらず、この改造があくまでも試験的なものであることを実感してしまう。
なお、補助椅子は撤去されている。

Photo_2 中間2両の固定クロス車の車内。
阪急で初めて出入り口と客室の間の仕切りを設け、上質な6300系のイメージをさらに大きく向上させた感じだ。

Photo_3 客室仕切りの様子。
まるで上質な料理屋の玄関を思わせるといえば言い過ぎか。

Photo_4 その客室内。
窓は枠も含めて一新され、ロールカーテンが装備されている。
木目調で統一され、和風を強く意識したこの雰囲気は昨今の居酒屋にも通じるようにも思う。

Photo_5 天井部分。
9300系譲りの間接照明を和風にアレンジした感じだ。

Photo_6 二人掛けの座席の様子。
これは・・ここで数時間は飲み食いしたくなるなぁ・・
いっそのこと、この電車でビール電車でもいかが?なお、背もたれの腰部には畳表も使われている。

Photo_7 一人掛けの座席。
カップル御用達。
セミコンパートメント風であり、二人の世界にハマルには絶好の座席か。
座席ピッチは十分すぎるほどで、大阪からの行き先が京都程度というのはもったいない。

気になるのは、「京とれいん」の改造が一編成だけで、しかも、完全にイメージを一新したのが中間の2両だけという点だ。
僕は6300系オリジナルの深くて低い転換クロスは大好きで、だから、転換クロスがあることを嘆くものではないが、この車両では改造部分はごく限定的になっているあたり・・もしかしたらあくまでも実用試験という感じだろうかと危ぶんでみたりもする。

6354_2 その6354F、特急時代の様子。
梅田駅へ入線する。
今は見られない8連がやはり貫禄を感じさせる。

阪急6300系には一編成だけ、他とは違う異端車があった。
京都線高架化工事によるスピードダウンで、どうしてももう一編成が入用になり誕生した6330Fだ。
チョッパ制御、阪急の新理論である「プッシュブル方式」を採用した電車で、内装もやや重厚さを増し、ファンや利用者からは完成度の高い電車として知られていた。
システム的には7000系7300系の仲間だったが、この編成が真っ先に解体されたのは何としても残念なことだった。
6330 写真は南茨木を京都へ向かう6330F。

阪急の電車は全体的に長寿の傾向があり、京都線で2300系が今も走っていたり、神戸線で3000系が高速運転をしたりしているのを見れば、それは確かなことなのだが、6300系はすでに半数以上が廃車され、解体されてしまっている。
阪急の中で、阪急を支える看板でありながら、他の電車より早く第一線を引退したこの名車が、それでも、改造もされて一部とはいえ何とか健在なのは、阪急の方々がこの電車をこよなく愛しているその証左だろう。

ただ、気になるのはトップナンバーの6350Fが休車状態で正雀に保管されていることで、今はその使い道も見当たらないのかもしれない。
出来れば、オリジナルのイメージを残してリニューアルし、「京とれいん」と合わせて毎時運行の快速特急として使えないのだろうか。
このまま廃車されれば何としても残念で、ぜひとも、原型に近い状態でリニューアルして欲しいと・・個人的には願っている。
6453 最後に、雨の嵐山駅に入線する6453。
駅の照明と電車の雰囲気がことのほか美しい。

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阪急6300系三態を参照しているブログ:

コメント

こう様、こんばんは。いつも楽しく拝見させていただいております。

阪急6300系との初めての出会いは今から約30年ぐらい前になります。親戚宅で1泊お世話になった翌日に京阪3000系と乗り比べを楽しむことにしてこの車両に乗ることができました。

当時は十三~大宮間はノンストップ運転で今とは大きな違いがありますが、間を無停車としたのは京阪間の都市間輸送(両拠点間輸送)に徹していた色彩が色濃く出ていたのでしょうね。
転換クロスシートが並ぶ車内、座席に着席した感じとしては気のせいでしょうが座面がやや低い感じでしたが、座り心地はなかなか上々でありました。

「京とれいん」は未だ乗車経験がないのですが、従来のイメージを完全に払拭したリニューアル施工車の車内の完成度の高さには驚きます。

現在は第一線を退き嵐山線で活躍する6300系ですが、その
車内もまた非常に好感が持てます。

泉州人さん>

6300系の転換シートは座面が低く、背もたれの傾斜がかなりあって、昔の優等車のようですね。

ただ、窓が高く、窓框に肘を乗せられないのがウィークポイントかも。。
この点、南海11001系を思いおこしてしまいます。

阪急は車内の造作は上手ですね。
改造工事でも完成度が高いのが特徴でしょうね。

いつもお世話になります。初めて阪急6300系に乗ったのは、昭和51年、小学4年のときでした。当時、子どもの流行病になっていた風疹で、学校の遠足を棒に振り、落ち込んでいた私を見て、両親や兄、祖母が「遠足代わりや」と言って、6300系で梅小路機関区(蒸気機関車館)とか、嵐山とか、太秦映画村に連れていってくれたのです。みんなは遠足でバスを使ったそうなので、私だけこんなかっこいい電車の、ゆったりとした座席で、(しかもお昼は「錦」の懐石料理でした)少々申し訳ないような気もしましたが、「わざわい転じて福となす」ってこのことだったんだ、と思いました。
 それ以来、京都に行くとき、京都から帰るときは6300系を利用するようになりました。こんなこともあります。化野念仏寺に行ったときのこと。当時の特急は、桂に止まらなかったので、行きは3ドア・ロングシートの急行を使いました。桂駅ホームの下側を見ると、「6300系急行・乗車位置」という看板があるのです。乗れたらすごい!と考えた私は、寺や神社を見ると手当たり次第、拝みだしました。帰りの急行に、6300系が!このとき神様や仏様ってほんとうにいるんだ、と幼心におもいました。

ハイセンマンさん>

貴重な体験ですね。
阪急6300や南海11001は急行運用もあり、それにあたるとすごく嬉しかったものです。

鉄道の神様、仏様、写真の神様、仏様・・いますよね。
時折実感します。

お久しぶりでございます。2013年6月16日(日曜日)、梅田駅で快速特急「京とれいん」の実物を見ました。金色の模様が少し派手に感じられましたが、一回乗ってみたい、と思っています。
 こうさまご指摘のとおり車内が和風の3号車・4号車から席が埋まっていくのが印象的でした。

ハイセンマンさん>

京トレイン、一時の話題づくりだけにならぬよう・・阪急にはがんばって欲しいところです。
ぜひ、近いうちに乗車してみてくださいね。

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