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こう@電車おやじ

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2008年7月14日 (月)

別府鉄道との出会い。

Bahukiha2koukasita_3 僕の一家が父親の仕事の失敗から加古川市へ転居したのは昭和48年の春だった。
当時、山陽電車の別府駅は盛り土の上にあり、粗末な駅舎と構内踏み切りを有する今の姿からは想像もできないようなローカル膳とした駅舎だった。

たぶん、270型あたりだったろう電車からホームに降りると、いきなりホームの横を新幹線の白と青の車体がパンタグラフからスパークをまき散らしながらすっ飛んでいった。

最初は気づかなかったのだがその別府駅を何度か利用するうちに、ホームの下を単線の線路が通っていることに気がついた。
単線の線路なら大阪市内ではそこら中にあった貨物引込み線で見ているから、別に珍しくもなかったけれども、あるとき、その線路を小さな気動車がゆっくり通っていくのを見かけてしまった。

こうなると、すでに鉄道オタクの素質十分な僕にはもう我慢がならない。

線路を伝ってその鉄道がどういう鉄道なのか知りたくなった。
買ってもらった加古川市の地図によるとその線路が「別府鉄道」というものであるらしいことがわかった。
しかも、僕が見た線路が「野口線」、別にもう1本、「土山線」があって、それぞれ国鉄に接続している。

親に黙って歩いて別府港の駅へ見に行った。

そこにはなんとも可愛い気動車と客車、たくさんの貨車、古めかしいディーゼル機関車があって、機関車は入れ替え作業をしていた。
小さいが風格ある駅舎で恐る恐る駅員に聞いてみた。
「乗りたいのですけれど」
駅員はなぜかちょっと怖い雰囲気で「次の列車は30分後や」といってくれた。

その30分で構内をいろいろ見て回った。
当時、子供が線路に入っても危険なことさえしなければあまりお咎めはなかった・・そういう時代だった。
いかにも西部劇に出てきそうな客車があった。
あとで、それが相模鉄道創業時の客車の生き残りだと知ったのだが、当時はそんなことは知る由もない。
あれに乗れるのか・・そう期待したけれど、やがてホームに横付けされたのはピンクの気動車「キハ2」だった。

けれども、この気動車も十分刺激的で、車体の前後の荷台、油引きのしてある床、そして、走り出すと自動車のようにクラッチを操作するその運転・・
気動車は数人の乗客を乗せて走り出す。
各駅でそれなりの乗降もあり、田んぼの中を快走する。
乗り心地は船のようで、スピードはそれほど出ていないのだろうがエンジンの音は目いっぱいだ。
車掌さんは、ちょっと怖い雰囲気だった。

10分ちょっとでもう終点の野口についた。
乗客の大半はここで接続する国鉄の気動車に乗り換える。
僕は、国鉄の列車を見送ったのだがそのとき、車掌さんが声をかけてくれた。
「ボク、どこいくのん」
「「また折り返して帰ります」
「折り返しは1時間後やで、歩いたほうが早いのんとちがうか」

もしかしたら山陽電車の尾上の松駅の場所を教えてもらったのかもしれない。
僕の記憶では帰路は山陽電車に乗ったことになっているからだ。

注記:

「国鉄の思い出」ブログからの移設作業は現在、eoネットさんのほうで作業中です。少しの間、お待ちください。

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別府鉄道との出会い。を参照しているブログ:

コメント

初めて書き込みいたします。
まずは新装オープンおめでとうございます。

民営化以来少々遠ざかっていましたがここ数年で少しづつ鉄分を補給しています。
近年鉄道文化の発展は素晴らしいものがありますが、やはり自分にとっての鉄道原風景は
80年代のなんとも言えない香りがする国鉄です。生息域は九州でしたからこうさんとは
エリアが違いますけど、手薄だった関西地区の情景が思い浮かぶようで最近こっそり
お邪魔しています。これからは私鉄もさらに取り上げられる由。楽しみにしております。

はじめまして、リニューアルおめでとうございます。
ずっと国鉄の思い出を拝見しています。
国鉄の話、高砂の話どれも情景が浮ぶようで興味が尽きません。
個人的にDD54が好きで主にその末期を見守りましたが、今もって青春時代のひとコマとして忘れられない思い出です。
これからも些細な出来事でもご紹介して頂ければと思います。

みなさんへ>

国鉄の思い出ブログからの移転作業には手間取っているようです。
今しばし、お待ちくださいね。

impiro さん>

こんにちわ。
新装は決して自分の意思ではないのですが仕方なくと言う感じで再オープンしました。
企業の栄枯盛衰を見る思いです。

私鉄ものを二話続けましたが、今度は国鉄、JRものにしたいと思います。
今後ともよろしくお願いします。

なお、旧ページは現在作業中とのことです。

鉄分不足さん>

はじめまして。
次回は国鉄に戻しますね。
DD54・・僕も本当に好きでした。
今後ともよろしくお願いいたします。

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