フォトアルバム

プロフィール

フォトアルバム

こう@電車おやじ

小説サイトSTORY http://e-maiko.blog.ocn.ne.jp/story/ 鉄道掲示板 http://6551.teacup.com/kouzou/bbs プロhttp://pr.cgiboy.com/02653710/フィール

« 最初の客車 | メイン | 20系客車 »

2004年12月 6日 (月)

軽量客車

Mekwjcff
10系と呼ばれる座席車、寝台車、荷物車、郵便車などで構成された一群の客車たち。
ヨーロッパを思わせるスマートな外観と軽やかな走行音、リズムのある乗り心地とでも言うのか一種独特の雰囲気を持っていたこれらの車両たちだが、僕が職場に配属された昭和54年頃にはすっかり職場の嫌われ物になっていた。
座席、窓といった、しょっちゅう外さなければならない部品の設計が複雑で、取り付け、取り外しに非常な手間を要する事、車体の鋼体が華奢で、腐食の進行が早く、外板はおろか骨組みの部材の交換も頻繁で、このあたり、それまでの43系などとは比べ物にならなかった。
同じ時期に出来たキハ26,28などは作りも簡単で保守がしやすかった為、現場で好かれたのと大違い・・何故、同じ国鉄でありながらこうも出来が違うのかと思ったものだ。
窓一つとってみても同じようなデザインだが中身はまったく異なっていた。

ある日、オハネフ12だったと思うが、全般検査で解体し、台車抜きと発電エンジンの取り外しの為にクレーンで吊り上げたところ、車体が自分の重みで崩れ始めて、回りにいた人たちがすべて逃げた事があった。骨組みが腐っていたのだ。
原因は10系独特の華奢さとともに、下降窓へ雨水の進入により、腐食の進行が見た目より進んでいた事があった。
このクルマは通路側に旅情を掻き立てる大きな下降窓があったが設計段階での水抜きの不備が現場では指摘されていた。下降窓の下には普通、雨水を逃がす為の水抜き穴がなければならないが、不充分だったのだ。

この日に入場したオハネフ12は結局、下降窓部分の骨組みから外板のほとんどを張り替える大工事をして出場して行った。今考えると危ないクルマが走っていたものだ。
この事件があってしばらくしてから、鷹取工場の先輩方が南海電鉄の千代田工場へ
見学に行くというので連れて行ってもらった。当時、南海には6001系、7001系という下降窓をもった電車が走っていた。千代田工場で僕が真っ先に見たのはこれらの電車の床下、下降窓の下の部分だった。
すべての下降窓には充分な大きさの水抜きパイプが設けてあった。

そのオハネフ12には夜行列車「山陰」で乗車した。
僕は寝台車といえば20系が好きだったがこの時、乗る分には10系もいいなと思った。
「きたぐに」など北陸線の事故があってからまもなく10系寝台車に12系座席車という編成になったけれど、10系の内装材はほとんどハードボードだ。食堂車が火災の原因だったにしても、しばらくの間、寝台車に関しては火災への備えはなかったのと同じ事だと今は思う。

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.blog.eonet.jp/t/trackback/351371/14450471

軽量客車を参照しているブログ:

コメント

私に取って一番思いで深い車両です。TR47を履いたスハ43系の高級車のような乗り心地とは対照的に軽くて軸間の短いTR50系はちょっとした振動も拾って、車体の重たいスロ62でさえ、ばたんばたんと大変にぎやかなだったように思います。 今はNゲージで青塗りの10系客車で統一した夜行列車の編成をEF58やC57に引かせて往時を偲んでいます。

10系は特に窓回りが弱く、本当に大変でした。ナハ10よりもスハ43が長生きだったのはそのせいなんですよね。寝台車の場合、オロネ10はよい車両でしたが、現場ではオハネやスハネは嫌われていましたね・・

そんな一大事件があったとは思いも寄りませんでした。10系は見た目も良くて好きな車輌の一つでしたが、水抜き穴が設定してなかったなんて信じられません。設計者も「基本的」なことを考えたら解かるだろうにねー。

けっこう、こういう事故はありましたね。逃げ方が上手・・下手をすると命に関わりますし・・全部、内部で処理・・でしたね。。

I love your blog.. very nice colors theme. Did you design this website yourself or did
you hire someone to do it for you? Plz reply as I'm looking to design my
own blog and would like to know where u got this from.
thanks a lot

コメントを投稿